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銅粉(銅切粉) 貿易呼称: Copper Turning

銅粉(銅切粉)

銅の削り粉で異物、異材の混入がない物。油分、水分に注意する。

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発生源

銅粉は二号銅と同じ扱いになります。二号銅(込銅)とは銅の溶解歩留りが95%以上であり、サイズが規定内の物であればいいので、いろいろ込という事で込銅とも呼ばれます。工場発生から生活由来の物まであらゆるところに発生源があるので、銅関係のスクラップの中で最も流通量の多い物と言えます。海外から日本へ輸入される事もしばしばありBirch/Cliff(バーチクリフ)と呼ばれています。

原料になるまでの工程

回収された銅粉は、目視でチェックを行い、可燃物や油が多く付着していないか、異物、異材が規定より多くないかなどを確認します。
そこで検品し終わった銅粉はそのままの状態(バラ積)かフレコンに詰められ、トレーラーに積み込まれ、主に銅精錬所へと納品されます。

製造業者

銅精錬所では銅鉱石を1,000度以上の高温の炉で溶かし、いくつもの炉をめぐらせる事によって純度を上げ、最終的には純度99.99%の銅地金が生産されます。この工程を銅精錬といいます。
その工程のなかで、二号銅(込銅)、銅粉は炉の温度が上がり過ぎる事を防ぐ為の冷材として炉に投入されます。だだし最近では銅鉱石の品位(銅分)が落ちて来ていると言われているので、冷材としての役目だけではなく、しっかりと銅分の取れる品位の高い二号銅(込銅)が求められてきています。

銅の特性・用途

銅は電導率が非常に高く、熱の伝達も非常によいという特性を持っている為、電線や熱交換器などに多く使用されます。
また殺菌効果が高く、加工もしやすいので食器や調理器具に使われたりもします。

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