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エナメル線 貿易呼称: Enameled Copper Wire

エナメル線

エナメル線とは、銅線を絶縁の為、エナメル被膜処理してある物。色の種類が多い。アルミ線の可能性があるので注意が必要。アルミの場合は軽く切り口が白い。
※電線メーカーへの販売は平角エナメル線や0.6mm以上のエナメル線。
※解体プラントから発生する物は異物、異材混入の可能性が高い。電線メーカーやトランスメーカーから発生する物が良品。※0.5mm以下は精錬所向け※緑・赤・黄色の物は、アルミ線が多いので必ず切り口を確認する事。

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発生源

エナメル線は電線やモーター、トランスや電子部品など様々な用途に使用される為、発生源である工場も多くあります。
最近では中国の環境規制が厳しく、未解体のモーターやトランスなどが日本国内で解体されている為、製造工場からだけではなく、スクラップの解体業者からの発生がとても増えています。

原料になるまでの工程

入荷されたエナメル線は土間に広げられ端子の切り残しが無いか、アルミ線がないかなどのチェックを目視で行います。その後、鉄片探知機という機械を使用し鉄の混入が無いかを調べます。そしてプレス加工を行ったり、フレコンに詰められたりして、鉄片探知で再度検査した後に製造業者に金属原料として納品されます。
ただしエナメル線は溶解時に煙が多く出るので大型の集塵機が設備されているメーカーでなければ使用しづらく、多くが精錬所に集荷されています。

製造業者

銅精錬所では銅鉱石を1,000度以上の高温の炉で溶かし、いくつもの炉をめぐらせる事によって純度を上げ、最終的には純度99.99%の銅地金が生産されます。この工程を銅精錬といいます。
その工程のなかで、エナメル線は炉の温度が上がり過ぎる事を防ぐ為の冷材として炉に投入されます。だだし最近では銅鉱石の品位(銅分)が落ちて来ていると言われているので、冷材としての役目だけではなく、しっかりと銅分の取れる品位の高いエナメル線が求められてきています。

銅の特性・用途

銅は電導率が非常に高く、熱の伝達も非常によいという特性を持っている為、電線や熱交換器などに多く使用されます。
また殺菌効果が高く、加工もしやすいので食器や調理器具に使われたりもします。

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