スードロニックワイヤーとはスードロニック式で缶溶接する際に使用されている銅ワイヤーの事です。
純銅のワイヤーですがロールの溝に入り移動電極となって溶接する為、缶材にメッキされている錫が、熱により溶融錫となってわずかに付着するのです。
錫分は通常0.01%ほどですが、中にはもう少し高い物もあります。
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スードロニックワイヤーは製缶工場などが主な発生源となります。
製缶溶接の際に線が潰れていくので特徴的な形状をしています。
製缶メーカーは海外に多くあるせいか仕入れのほとんでは輸入品です。
回収されたスードロニックワイヤーは、選別台で磁選(磁石を使用した選別)を行い、鉄の混入などが無いかをチェックします。同時に目視でもチェックを行い真鍮などの異材がないか確認します。とても神経を使う大変な作業です。
そこで検品し終わったスードロニックワイヤーはフレコンバックに入れられ、再度鉄片探知機という機械で最終検査を行い製造業者に金属原料として納品されます。
製造業者に納品されたスードロニックワイヤーは電気炉や反射炉などで溶解・鋳造されます。鋳造された塊は圧延や押出しといった技術により再び燐青銅板・条の半製品が製造されます。
そういった半製品が電力、通信などのインフラ設備の電線に使用されたり、携帯電話の端子部品やセンサーのコネクター部品など様々な製品にリサイクルされていきます。
銅は電導率が非常に高く、熱の伝達も非常によいという特性を持っている為、電線や熱交換器などに多く使用されます。
また殺菌効果が高く、加工もしやすいので食器や調理器具に使われたりもします。
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