込中 貿易呼称: Honey
砲金、メッキ砲金、異物付砲金、真中、メッキ真中、i異物付真中などの寄せ集めの屑。
鉄、SUS、プラスチック等の異物は0.5％以内に抑える。
※水栓関係で使用されていた物が多い。
※発生のほとんどが中国へ輸出されている。
※日本での発生はメッキ品がおおい。
買取価格はお問い合わせください。
発生源
込中の発生源は一般家庭から大きな工場、ビルまでとても広範囲にわたります。
水栓関係全般に使用さているからです。
原料になるまでの工程
入荷された込中は土間に広げられ目視又はマグネットによってプラスチック、ステン、鉄などの異物・異材が無いかチェックされます。最近中国の環境規制が厳しくなっている為、異物に対してはより厳格なチェックがなされます。
異物が付着していた場合は万力やパイプレンチ、スパナ等の工具を用いて異物を取り外していきます。
また中国のユーザー様からも年々品質に対する要求は高くなっているので、それぞれの要求に見合った荷造りをしています。
チェックし終えた込中はフレコンに詰められ、主に中国へコンテナで輸出されます。
製造業者
中国へ渡った込中は主に黄銅棒メーカによって溶解・鋳造されます。
鋳造されたビレットは圧延され再び黄銅棒が製造され、ヨーロッパやアメリカなど世界中に販売されます。
そういった半製品が再び、切削加工やプレス加工され、水栓関係の製品に生まれ変わります。
日本の黄銅棒メーカーはメッキしたような込中は使用しないので、
中国の黄銅棒メーカーの方がより汎用性の高い物を製造していると思われます。
銅合金の特性・用途
真鍮は電気伝導率・熱伝導率がとても高い特性を持っています。
また伸延性や圧延性、切削性も高く、メッキも施しやすいのでいろいろな形状なものへ加工することが出来ます。
水栓金具などは真鍮であるものが多いです。
殺菌性も高い為、ドアノブやハンドルなどにもよく使用されます。
見た目もとても美しい為、贈答品、お祝い品などにも使用されます。
